【岡山市南区】真夏にオープンした焼き芋店。 大阪で食べた焼き芋が美味しすぎて「おいも屋ツヨ」を開業。
↑今回ご紹介するのは、南区築港ひかり町にある焼き芋専門店の「おいも屋ツヨ」
お店を訪ねてみたのは、2022年12月中旬。
実は、夏の暑い盛りにこちらのお店の前を通って、夏場でも営業している焼き芋屋さんがあるのだと強く印象に残っていました。
◆おいも屋ツヨの場所
↑お店の前から南東方向を向いたところ。
道路の向かいには「シネマタウン岡南」の大きな建物が見えています。
この先をおよそ1.5km道なりに進むと、児島湾締切堤防があります。
↑北西方向を向いたところ。
道の向かいの大きな建物は「宗家 源吉兆庵 岡南店」
◆真夏にオープンした「おいも屋ツヨ」
気さくなお人柄の店主からいろいろとお話を伺いました。
━夏も営業されていましたね?
はい、当店をひいきにしてくださっているお客さんが、暑い夏でも買いに来てくださいます。
もともと通年営業でやっていくつもりでしたので、真夏にも焼き芋が売れるのか知りたくて、4年前(2018年)の7月1日にオープンしました。
━そもそもなぜ焼き芋屋さんを?
大阪でたまたま食べた焼き芋が美味しすぎて、全身に衝撃が走ったほど。
あの焼き芋を岡山でも食べてみたいとあちこち探し回りましたが無くて…。
だったら自分であの焼き芋を焼いてみようと思い、それまで勤めていた会社を辞めて焼き芋店を開くことに。
━なんだか周囲の人たちから反対された光景が思い浮かぶのですが…(笑)
その通りです。私の周りでラーメン店やカフェを始めようとする人たちにはエールを送るのですが、私の場合は、「誰もそんなことしてないのにうまくいくはずがない」と言われました。
でもその言葉に、”誰もやっていないんだったら、美味しい焼き芋さえ作ればなんとかなるのでは…” と確信めいたものがありました。
◆つぼ焼きスタイルの「おいも屋ツヨ」
↑「おいも屋ツヨ」は、つぼ焼きスタイル。
ひとつの壺で一度に10本ほどしか焼けなくて、手間も結構かかるとのことですが、焼き芋の味を追求していく中でつぼ焼きにたどり着いたそうです。
↑低温でじっくりと時間をかけて焼くと、芋が勝手に甘くなってくれると店主は言います。
これまでの経験から、焼き芋の味の決め手は「芋が6割・焼き方が4割」なんだとか。
◆お店のメニュー
お店を訪ねた際に取り扱っていた芋の品種は、紅はるか・シルクスイート・鳴門金時。
同じ紅はるかでも産地や生産者の方によって、「甘太(かんた)くん」と「涼さんのカライモ」というブランドがありました。
熊本ではサツマイモのことを” カライモ” と呼ぶそうですが、この「涼さんのカライモ」は結構なレアもの。
店主によると、岡山県内でこのカライモを取り扱っている焼き芋店はとても少ないとのこと。
さらに希少なものとして、「ハロウィンスウィート」という品種があり、かぼちゃのような味がするそうで、運が良ければお店に置いてあることも。
芋の選定にあたっては、店主がわざわざ現地まで足を運び、直接生産者に会って農園を見てから決めることもあるそうです。
↑「おいものテイストチャート」が店内にありました。
最近はねっとり系の焼き芋に人気がありますが、逆にねっとり系に飽きた方にはホクホク感が楽しめる松茂美人(鳴門金時)も販売されていました。
ここからは、お店の焼き芋をご紹介…
↑涼さんのカライモ(紅はるか)
↑シルクスイート
↑松茂美人(鳴門金時)
↑甘太くん(紅はるか)
◆「涼さんのカライモ」を食べてみました
↑岡山ではなかなか食べることができないと言われる「涼さんのカライモ」を買ってみました。
「おいも屋ツヨ」では、どのお芋も1g=2円(消費税別途)の量り売り。
こちらのお芋は税込み490円でした。
↑店主からは、人肌くらいの温度が一番甘さを感じやすいと教えていただきましたが、自宅に持ち帰ると理想的な温度になっていました。
↑一目見るだけでも、ねっとりとしているのが分かります。
甘い香りが漂うお芋を口に含むと、さつまいもの濃厚な味わいとねっとり滑らかな舌触りが最高です。
強い甘さときめ細やかな食感はまるでお芋のスイーツを食べているような感覚。
◎今回は、南区築港ひかり町の焼き芋専門店「おいも屋 ツヨ」をご紹介しました。
「おいも屋 ツヨ」の場所はこちら↓