↑今回ご紹介するのはこちらの果物屋さん。

清輝橋の交差点から国道30号線を南におよそ150ｍ行った先、1本東に入った通りにお店はあります。清輝小学校のほぼ西隣の場所です。

ここに果物屋さんがあることは知っていましたが、通りかかると「二十世紀梨」が安く販売されていたので立ち寄ってみることに。

この日は梨のほかに、りんご・みかん・ぶどう・オレンジ・バナナなどがお店の前に並べられていました。

今ではあまり見かけなくなった、昭和の風情漂う昔ながらの果物屋さんといった感じです。

店主によると、この場所でお店を始めて40年になるそうです。

↑梨以外の果物も良心的・お手頃価格で販売されていて、今後も買い物に来ようと思い、お店の名前と営業時間を尋ねたところ、意外過ぎる答えに思わず聞き直してしまったほどでした。

なんとこの果物屋さんには名前がないというのです。

最初は冗談かと思い、2、3度聞き直しても答えは同じ。以前ラジオ番組で取材を受けた際にも、”お店に名前はない” と何度も説明したのだそうです。

営業日もユニークで、「晴れの日はほぼ営業していて、雨が降るとだいたい休みにします」とのこと。

朝8時半ごろにお店を開けて、夕方は6時ごろ閉めるそうです。

↑さらに驚きは続きます。

お店の棚にPOPが置かれていたのですが、「これ、果物屋さんのPOPですか？」と思わず笑みがこぼれてしまいました。

↑これはまだ理解できます。

”おいしくてやすい” というコピーにかわいらしいイラスト付き。

↑これも真っ赤なリンゴが描かれているので果物屋さんのPOPかなと…

↑ところがこれはどうでしょう？

”おなやみそうだん” ってなってますが、ここ果物屋さんなんですけど…(笑)

POPの左には「おじちゃんに紙をもらってね」と書いてあり、本当にメモ用紙が用意されています。

少しだけギザギザにカットされた紙が洗濯ばさみで留められていて、見ているだけで和みます。

↑これにも驚き。

サイコロとタロットカードの100円占いをやっているそうです。

このPOPにも「詳しくはおじちゃんに聞いてね♪」と書かれてあります。

その下の、”Instagram” の文字もちょっと気になりますが…(笑)

このPOPは地元の小学生たちがお店に遊びに来て書いてくれたのだとか。

↑店主からPOPの話をお聞きしているところに、「おじちゃん、〇〇ちゃんは？」と小学生がやって来ました。

どうやら名前のない果物屋さんは小学生たちの待ち合わせの場所にもなっているようです。

懐かしい昭和の風情を残す果物屋さんですが、知れば知るほど驚きの連続で、肝心の人生相談と100円占いは誰がやってくれるのか聞きそびれてしまいました。

気になる方はぜひお店に行って尋ねてみてください。

【2021年10月8日追記】その後名前のない果物屋さんを訪ねたところ…

↑100円占いのPOPが新しくなっていました。↓

名前のない果物屋さんの場所はこちら↓

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