【岡山市中区】門田文化町の常住寺に『火焔ウォール』という撮影スポットがお披露目されたと聞いて、行ってきました。
中区門田文化町の常住寺に、「火焔ウォール」という撮影スポットがお披露目されたと情報提供を頂き、実際にどんなものなのか見てきました。
取材時、お寺には関係者の方がいらっしゃいませんでしたが、後日「常住寺復興プロジェクト委員会」に問い合わせたところ、倉敷市玉島にある「本性院」のご住職が、常住寺の復興に携わっておられるとのことで、お電話でお話を聞かせていただきました。
↑こちらが常住寺です。石段を上ると山門があります。
↑山門の脇に常住寺の見取図が設置されています。
よく見るとQRコードが…。早速スマホを取り出し読み込んでみると、境内にある常住寺本堂、三千佛堂、護摩堂の解説がでてきました。こちらのお寺はご住職が常駐していないので、このような案内があると理解が深まります。
山門をくぐって正面に本堂がありました。
↑常住寺の御由緒板。もともとは岡山藩主池田家の祈祷寺でしたが、およそ100年前の1919年に現在の場所に移されたとのこと。
偶然にもその当時は、日本を含む世界各地でスペイン風邪が大流行していた時期で、現在のコロナ禍と同じような状況だったと思われます。
↑こちらは角大師(つのだいし)の石碑。疫病退散の御利益があるとされ、コロナ禍の終息を祈念して、2021年3月6日に天台宗総本山延暦寺の角大師のご分身を建立開眼したものです。
さらに不動心(ゆるぎない心)をもってコロナ禍を乗り切ってもらいたいとの思いから発案・制作依頼して、6月6日にお披露目されたのが、こちらの『火焔ウォール』です。↓
火焔ウォールを制作したのは、”2D仏像顔出し看板アーティスト”というユニークな肩書を持つ、ニシユキテンさん。
山門をくぐって本堂の手前を右に進むと、この撮影スポットがあります。
不動明王の仏画や仏像には、背後に燃えたぎる炎が描かれていますが、これは「火焔光背」と呼ばれているようです。
常住寺の火焔ウォールには、火焔光背とともに、右手に宝剣、左手で羂索(けんさく)が握れるように描かれています。火焔ウォールの前に立ち、右手と左手の位置を絵に合わせると、たちどころに不動明王になれるというものです。
「天使の羽」という撮影スポットがありますが、あれの仏教版ですと、ご住職が説明してくださいました。
↑常住寺を復興するためには、多くの人にこのお寺を知ってもらい、足を運んでもらうことが必要とのことから、SNS等での拡散を希望されています。
常住寺への行き方ですが、お車でお越しの場合は、岡山国際ホテルの駐車場に停めさせてもらって、歩いて10分ほどです。
先のご住職がホテルにお話しして許可を取っているとのことでした。
岡山国際ホテルを出たらすぐ左に進みます。ほどなく緩い右カーブがあります(桜ヶ丘バス停付近)。そこで左に分岐する道に進んでいくと常住寺に行けます。
徒歩、バイクなら岡大附属小中学校の辺りから行くことも可能です。↓
↑この看板がある場所から常住寺まで徒歩で15分程度です。
↑常住寺に至る道はこんな感じです。
↑毎月6日は、午後の数時間、三千佛堂の拝観もできるようです。
火焔ウォールの前に立って、不動明王になりきったお姿を写真に収めてはいかがでしょうか。
※お一人で撮影される場合は、三脚があれば便利です。
☆えんた~つ様、情報提供ありがとうございました。
常住寺の場所はこちら↓