【岡山市北区】後楽園外苑にある「荒手茶寮」。 こんな素敵なお部屋で食事をいただいてみたいと思いました。
今回ご紹介するのは、岡山後楽園外苑にある懐石料理などを提供する「荒手茶寮(あらてさりょう)」。
お店を訪ねたのは、2023年1月2日。
↑旭川さくらみちからみたところ。流れ橋の正面が荒手茶寮です。
普段からこの道をよく通っていて、いつかは訪ねてみたいと思っていたお店です。
◆荒手茶寮の場所
荒手茶寮は後楽園の外苑にあるので、後楽園に入園する必要はありません。
↑蓬莱橋南詰から、駐車場を奥に進んでいきます。
↑途中でこのような分岐があります。
自動車の場合は、左のスロープを下りても、そのまままっすぐ進んでも、どちらでも構いません。
徒歩の場合は、スロープを下りずに右の矢印方向に進んでいきます。
↑蓬莱橋からは歩いても数分で荒手茶寮に到着します。
↑お店の前から蓬莱橋方面を振り返るとこんな感じ。
写真右には旭川さくらみちの土手が見えています。
◆荒手茶寮について
荒手茶寮は昭和8年、旧相生橋のたもとにあった岡山藩家老伊木家のお屋敷を利用して暖簾を掲げたのが始まり。
昭和9年の室戸台風で水害に遭い、旭川の改修工事に伴い昭和13年に現在地へ移築。
昭和20年の岡山大空襲で建物は全焼しますが、戦後に再建されて現在に至っています。
◆荒手茶寮のメニュー
<お食事メニュー>
お弁当(¥3,960)(お昼のみ)
点 心(¥7,200)
懐 石(¥11,000~)
鴨 鍋(¥11,000)(11月~2月)
※2名以上のご利用が必要です。
※事前の予約が必要です。
※お弁当で個室を希望される場合は、別途お部屋代が必要となります。
◎お昼の営業 12時~13時半入店
◎夜 の 営 業 17時~19時入店
<甘味カフェメニュー>
季節のぜんざい(¥700)
抹茶(お菓子付き)(¥500)
柚子スカッシュ(¥550)
ピンクグレープフルーツスカッシュ(¥550)
このほかに、コーヒー(ホット/アイス)、ビール、ハイボールなども提供。
◆お店の様子
↑入り口はこの先
↑中庭のお席
↑お店の入り口を入ったところ。
食事でお部屋を利用する場合は、写真右手から上がっていきます。
↑カフェメニューはこちらのお席でいただけます。↓
お茶席の緋毛氈(ひもうせん)が良いアクセントとなって素敵な雰囲気です。
窓からはお庭の様子も楽しめます。
◆荒手茶寮の個室
荒手茶寮の二階にある個室を見せていただきました。
<臨 川 亭>
↑臨川亭の様子
凛とした雰囲気が漂う美しいお部屋です。
お店の方からは、かつて上皇様がこちらのお部屋に宿泊されたと伺いました。
↑屏風と茶釜
臨川亭を囲むように廊下があります。
廊下から見る窓越しの風景にもうっとり。
<菊 の 間>
↑菊の間の様子
写真右奥に一段高くなった場所があり、お花が生けてあります。こちらは、”武者隠し” と呼ばれるスペースなのだそうです。
↑菊の間でも周囲を廊下が囲っています。
<万 竹 堂>
↑こちらの大部屋は万竹堂。
50名程度の利用が可能で、結婚披露宴などにも利用されるそうです。
↑歴史を感じる屏風がお部屋の奥へと続いています。
↑廊下には400年も前から伝わるという甲冑が飾ってありました。
◆季節のぜんざい
↑焼き芋ぜんざい(¥700)を頼んでみました。
甘味カフェメニューに「季節のぜんざい」(¥700)があり、お店を訪ねた際には「苺入りぜんざい」と「焼き芋ぜんざい」の2種類が提供されていました。
お餅のほどよいおこげから良い香りがしてきます。あつあつホクホクの焼き芋がぜんざいを一層美味しくしてくれました。
◎今回は岡山後楽園外苑にある「荒手茶寮」をご紹介しました。
普段からよく目にしていた荒手茶寮でしたが、これほど素敵なお部屋があるとは知りませんでした。
次回は食事を予約して二階のお部屋でいただいてみたいと思っていますが、どちらのお部屋も素晴らしく、お部屋を決めるのに難儀しそうです。(笑)
荒手茶寮の場所はこちら↓