【岡山市南区】醤油に負けていないと評判の手作り納豆専門店「まめいち」。美味しさの秘密は ”経木” と ”大豆”。
今回ご紹介するのは、経木(きょうぎ)納豆専門店の『経木納豆 まめいち』
”経木” というのは、木を紙のように薄く削ったもので、たこ焼きの包みにしたり、肉まんの底に敷いたりするものです。
↑「まめいち」で実際に使っている経木がこれ。国産の赤松で作られているのだそうです。
そして ”経木納豆” というのは大豆を経木に包んで発酵させた納豆のこと。発泡スチロールの容器が誕生する前には発酵容器として経木が使われていたそうです。
「経木納豆 まめいち」の場所は?
「経木納豆 まめいち」は、南区福富東1丁目にある食品スーパー「フクハマショッピングセンター」の敷地内にあって、赤い矢印の先にお店があります。
↑お店の前を県道214号(洲崎米倉)線が東西に延びていて、西を向くとこんな感じ。
赤い矢印の先がお店の駐車場になっています。
↑同じ県道を東向きに見たところ。
お店を訪ねたのは、2022年9月初旬。
↑こちらが「経木納豆 まめいち」
写真には写っていませんが、「まめいち」の左側が「フクハマショッピングセンター」の店舗となっています。
「経木納豆 まめいち」のご紹介
↑秋らしい浴衣と笑顔が素敵な「まめいち」の店主。
とても気さくな方で、おしゃべりがはずみます。
お店のオープンは今年(2022年)5月。
↑お店が誕生した経緯を店主に伺ったところ、なんと原点は「ゴミ拾い」なんだとか。
店主のご自宅近くを流れる旭川に大量のプラスチックごみが漂着していて、日々ボランティアでゴミ拾いをしていたそうです。
拾っても拾っても一向に減らないごみを前に、ご自身がプラスチックを使用しない商品を作る側になってみようと考え、商品に選んだのが「納豆」。
日本の国民食の1つに数えられる「納豆」の多くは、発泡スチロールの容器に入って、さらにフィルム・タレ容器・パッケージ包装などもプラスチック素材からできています。
「まめいち」では容器に経木を使用し、タレは…
↑日乃出醤油の「吾輩のたまごかけごはんしょうゆ」を販売。
↑材料となる大豆は新庄村で栽培されたもの。
仕入れ先の生産者の方もこだわりを持った栽培をされている方なのだそうです。
お店にある資料によりますと、一般的な大豆の栽培方法に比べて農薬散布を減らし、除草を手作業で行うなどして栽培された大豆を使用。
↑納豆は全て店主の手作りで、「浸漬」「蒸煮」「発酵」「熟成」のプロセスを経て店頭に並ぶまでに4日間を要します。
↑経木納豆の製造は店主お一人で行っているため、毎週、日・月・木曜日はお休みで、それ以外の曜日もお休みする場合があるようです。
お店を訪ねる際は、SNS等でご確認ください。
店内の様子
↑お店に入ると目の前にはショーケースがあり、経木に包まれた納豆とばら寿司、そして具沢山の納豆巻き(各種)が並べられていました。
メニューと金額はこちら↓
◎奇跡の納豆(90g・¥250)
◎ばら寿司(330g・¥750)
◎納豆巻き
たくあん(¥486)
チーズ (¥518)
ツナマヨ(¥529)
牛しくれ(¥594)
キムチ (¥648)
※内容量・金額等は取材時のものです。
店内にはテーブルも用意されていて、店内飲食可能となっています。
納豆巻き(たくあん)を注文
↑納豆巻き(たくあん・¥486)を買って店内でいただきました。
店内飲食のため納豆巻きをカットしてもらいましたが、テイクアウトの場合でもカットしてもらえます。
納豆はもちろん店主が手作りした経木納豆。これにたくあん・大葉・キューリがぎっしりと入っていました。
納豆は豆の味がしっかりと感じられ、経木で包まれていたからでしょうか、風味も良かったです。
お客さんからは、「(納豆の味が)醤油に負けてなかったよ」などとお褒めの言葉もいただくそうです。
↑試食用にと出していただいた福神漬けも店主の手作り。
大根・ナス・レンコン・昆布・ゴマが入っていて、水を一切使用しないで調理しているとのこと。
福神漬けも商品のラインナップに加えればよいほどのクオリティーで、現在ばら寿司に添えられています。
◎今回は南区福富東の手作り納豆専門店の「経木納豆 まめいち」をご紹介しました。
経木に包まれた手作りの納豆をぜひ一度お試しください。
経木納豆まめいちの場所はこちら↓