【岡山市中区】後楽園の借景だけではもったいない!歩くと楽しい操山の魅力。
桜が散り始めると、今度は山が新緑に色づき始めてきました。
岡山市中心部のすぐ東にある丘陵地、操山(みさおやま・標高169m)は、後楽園の借景として知られていますが、登山道が網の目のように張り巡らされていることをご存知でしたでしょうか?
操山は、岡山市の周辺四山(操山・半田山・京山・矢坂山)の一つですが、登山道の多さでは突出していて、登山口は40近くもあります。ひとたび山中に分け入ると、登山道が次々に枝分かれしていき、冒険心をくすぐってくれるはずです。
今回は、中区国富の安住院多宝塔から登ってみました。それではご案内します。
↑安住院の前を通りすぎ、しばらくすると、多宝塔への道標があり、右に折れていきます。
程なく眼下に、先ほど通り過ぎた安住院が見えます。安住院を背にして振り向くと…
↑多宝塔です。続いて案内看板に従い三勲神社跡に向かいます。
↑三勲神社跡に大きな岩があり、その上にのぼると、岡山市中心部の街並みが見えます。
登山道の至る所にツツジが咲いていました。既に見頃を迎えているではありませんか。
昨年より10日くらいは早いような気がします。
操山山頂に向けて進んでいくと…
↑「落ちない石」という名前が付けられています。地面から浮いている部分が結構ありますが、阪神大震災の揺れにもびくともしなかったそうです。
↑説明書きの看板です。数か月前には縁結びと夫婦円満のパワーはなかったはずですが…。バージョンアップしたようです。(笑)
↑更に山頂に向けてなだらかな坂を上っていくと右手に東屋があり、そこからの眺めもいい感じです。
↑カナメモチという木がトンネルのように生い茂っています。バラ科の植物で生垣にも用いられるそうです。
↑操山は、コースの案内看板や、樹木の説明看板がとても充実しています。ここから操山の山頂はもうすぐです。
↑石段の上が操山山頂です。
山頂を通過して次は、旗振台・里山センター方面に行ってみます。その前に少しだけ寄り道して…
↑萩の塚古墳です。操山一帯には大小さまざまな古墳が100基ほど確認されているそうです。
↑旗振台からの展望です。百間川の河口が見えています。
↑三畳岩展望所からの眺めです。遠くにうっすらと小豆島の山々が見えていました。
さて、今回は数ある登山ルートのなかから、ほんの少しだけご紹介してきましたが、操山を初めて訪れるのであれば、操山公園里山センターからのアプローチをお勧めします。里山センターではルートマップの販売もしていて、トイレや駐車場も整備されています。
操山の登山道は日頃から整備されていて、主要ルートの分岐には標識が立てられていて、それ以外の小道にも手作りの看板などが設置されているので安心です。
新緑とツツジが楽しめる絶好の時期です。ぜひ一度操山の自然を堪能してみてください。