【岡山市北区】地上50mの高さで鉄塔工事。場所は「岡山国道事務所」。どんな工事か調べてきました。
2022年12月20日、北区富町の辺りを通っていると、高い鉄塔の上部が白いシートで覆われ、更に鉄塔よりも高く伸びたクレーンのブーム(伸縮する竿状の部材)の姿がありました。
鉄塔が立っているのは、北区富町にある、国土交通省 岡山国道事務所の敷地内。
一体何の工事をしているのか気になり、岡山国道事務所を訪ねてみることに…
↑お話を伺いにやって来たのは、2日後の12月22日。
◆岡山国道事務所とは?
岡山国道事務所は、国土交通省の出先機関の一つで、県内の国の道路を整備したり維持管理するために設けられた行政機関です。
【岡山国道事務所からのお知らせ】
令和4年12月26日(月) 05時00分現在
国道53号
奈義町馬桑地内の状況です。
気温 -0.2℃ 路温 -0.3℃~お出かけ前に最新の道路状況をご確認下さい~
・道路ライブ画像https://t.co/4XN9UbOtl0#岡山国道 #国道53号 #黒尾峠 #雪 pic.twitter.com/wBLERpNOQ3— 国土交通省岡山国道事務所 (@road_okakoku) December 25, 2022
↑岡山国道事務所のSNSでは、道路状況に関する情報提供も行っています。
さて、岡山国道事務所の建物ですが、実は「本州四国連絡橋公団」の庁舎として昭和62年に竣工しました。
そして、今から15年ほど前に岡山国道事務所として使われるようになった経緯があります。
◆鉄塔工事の内容は
現在工事中の鉄塔は、国土交通省の情報通信ネットワークの一部を担う無線通信設備。
鉄塔の先端までは、地上高52m。
玉野市方面に設置された中継局にアンテナが向けられているそうです。
↑本州四国連絡橋公団の庁舎として竣工した当時からあったこの鉄塔。
俯瞰してみるとよくわかるのですが、この鉄塔は庁舎の屋上に建てられています。
老朽化した鉄塔を新しく建て替えるのが今回の工事で、現状のものよりもスリムな構造になるそうです。
↑2台のクレーンが作業を行っていました。
ブームを長く伸ばしているクレーンは「140t吊り」で、もう一方は「25t吊り」という能力なのだそうです。
140t吊りは、片側だけで5つのタイヤが装着されている巨大なクレーンでした。
25t吊りのクレーンは地上に降ろされた鉄塔の部材を更に細かくして、搬出用のトラックに載せるために使用しているとのこと。
↑12月20日に見かけたときは、鉄塔の上端部がまだ残っていましたが…
↑12月22日にはすでに撤去されていました。
↑こちらが撤去されて地上に降ろされた鉄塔の最上端部分。
今後2023年1月下旬ごろまでに撤去が完了し、新しい鉄塔が完成するのは2023年3月ごろの予定だということでした。
◎今回は、国土交通省 岡山国道事務所敷地内で行われている鉄塔工事についてご紹介しました。
※本記事の作成に当たっては、岡山国道事務所の職員の方からお話を伺いました。ありがとうございました。
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