【岡山市南区】オープンから43年となるレトロ喫茶「デンマーシャイン」では、意外なものにもこだわりが・・・
↑今回ご紹介するのは、南区福浜町にある喫茶店「デンマーシャイン」。
大きな三角屋根が印象的な、ヨーロッパの山小屋を思わせる建物。
お洒落できれいなお店ですが、すでに開業から43年も経っているそうです。
店名の「Dammer Schein(デンマーシャイン)」はドイツ語。しかも看板の文字が、”フラクトゥール” とか “ドイツ文字” と呼ばれる書体なので余計に難しく感じます。
店主によると、喫茶店を始める前にされていたお仕事でドイツ語には縁があったようです。
お店を訪ねたのは開店時間の午前9時。
それではお店の中に入ってみます。
↑扉を開けて店内に入ると、そこにもドイツ文字が…。意味は「食事と飲み物」なのだそうです。
↑店内の様子。
壁は白く、そのほかのイスやテーブル、床などは茶系でまとめられていて、重厚感のある落ち着いた雰囲気。
電話ボックスも備えられていて、中には現役のピンク色の公衆電話がありました。
新聞や週刊誌もあるので、ゆっくりと過ごすにはぴったり。
↑照明もご覧の通り、昭和レトロを感じさせてくれます。
↑モーニングは1種類のみ(¥550)
↑ランチは「牛焼肉ランチ」・「マミーランチ」・「日替わりランチ」の3種類。
↑お水と一緒にタオルのおしぼりが出てきました。
↑こちらがモーニング(¥550)です。
↑コーヒーには小さなミルクピッチャーが添えられていました。最近ほとんど見かけることがなく懐かしい感じ。
トーストは焼き加減もちょうどよく、美味しくいただきました。
店主に伺ったところ、南区浜野にある人気のパン屋さん「aozora(あおぞら)」の食パンを使っているとのこと。
↑大皿の方は、ベーコン入りの目玉焼きと野菜サラダ。
↑「デンマーシャイン」では、レトロ喫茶らしくシュガーポットが置いてありました。しかもグラニュー糖とコーヒーシュガーの2種類。
お店のコーヒーはさっぱりとした飲みやすいものでしたが、ミルクピッチャーと、このコーヒーシュガーを使いたくなって、途中からミルクとコーヒーシュガーを入れて楽しむことに。
店内では美しい音色で60年代の洋楽が静かに流れていましたが…
↑どうやらこの場違いなほど大きなスピーカーから聞こえてくるようです。
気になって店主に伺ったところ、お店を開業した当時からこのスピーカーを設置していて、定期的にコーンの張り替えをしながら今日まで大切に使ってきたそうです。
それまではBGMとして心地よい音量で音を出していましたが、ほかのお客さんがお店を出られた際、少し音量を上げて聴かせてくれました。
すると、ライブ会場で音楽を聴いているような臨場感と躍動感に鳥肌が立ってきました。
音質にも並々ならぬこだわりをお持ちのようで、オーディオ機器にも精通されていて、店主のお話には興味が尽きませんでした。
◎今回は、南区福浜町にある喫茶店「デンマーシャイン」のご紹介でした。
デンマーシャインの場所はこちら↓