【岡山市北区】”本格的” ではなく本物でした! 南インドの家庭料理店「Milenga(ミレンガ)」は、岡ビル市場の中。
今回は、南インドの家庭料理を提供する「Milenga(ミレンガ)」というお店をご紹介。
”本格的” という言葉では足りないレベルの南インド料理を提供されています。
というのも、こちらのお店のシェフは南インドの都市「ハイデラバード」のご出身。
↑お店は、昭和レトロな雰囲気が漂う「岡ビル市場」の一角にあります。
写真中央の鰆(さわら)のモニュメントの真下辺りです。
黄色い看板や、シルエットが印象的なカーテンがすでに異国情緒を漂わせており、これと岡ビルならではの昭和レトロな雰囲気とが妙にマッチ。
↑看板には「Milenga Charminar(ミレンガ チャーミナル)」と書かれてあります。
店主にお聞きしたところ、”ミレンガ” は、出会いという意味のヒンディー語「ミラン」に、聖なる川ガンガーの文字を足した造語だと教えていただきました。
インド人の方に店名の由来を話したら絶賛されたそうです。
そしてチャーミナルというのは南インドの都市ハイデラバードにある町の名前。
イスラム教徒の方が大勢いらっしゃる町なので、その町名を看板に掲げておけば、ハラルに対応したレストランであることが分かってもらえるのだとか。
店内の様子
↑ミレンガの店内。
インドの国旗も掲げられています。
国旗の近くにあった席は、なんとタイル張りのテーブル。
↑お店では食事の提供だけでなく、インド料理の食材や調理器具まで販売しています。↓
↑お水はセルフサービス。
タンクはあまり見かけないタイプのもので、日本的に言えば、昭和レトロといったところでしょうか。
ミレンガのメニュー
↑ランチメニュー
カレーとセットになるものは、ライス(バスマティライス)・ビリヤニ(炊込みご飯)・チャパティ(薄焼きパン)から選びます。
カレーの種類については、メニュー左下に分かりやすい解説が載せてありました。
続いてはグランドメニュー↓
↑左:ドリンク 右:カレーの種類と説明
↑ターリー
インド版の定食のようなもので、大皿の中央にライスが盛ってあり、周囲の小さなカップにはカレーやデザートが入っています。
↑ビリヤニ
南インド・ハイデラバードの名物で、インド版炊込みご飯といったところ。
↑チャパティ(薄焼きパン)・ライスとカレーのセット。
カレーは全10種類の中から、2~3種類選べます。
↑ライスとカレーのセット。
カレーは全10種類の中から、1~3種類選べます。
↑ドーサ
ナンに少し似ていますが、材料も製法も異なっています。
ドーサは南インド地方の料理で、米粉と豆粉を生の状態で発酵させてから焼いたもの。
日本でドーサ提供しているお店はそれほど多くなく、はるばる遠方からミレンガのドーサを食べに来るお客さんもいらっしゃるのだとか。
↑チャパティ サンドイッチ
ターリーを初体験
インドの本格的なカレーは初めてでしたが、メニューを眺めていて、大皿の中に何種類ものカレーのカップが並べられているのがとても魅力的で、ターリーを注文することにしました。
↑今回注文したのは、ベジタリアンターリー(¥1,450)
カップを順にご紹介。(写真奥側から反時計回り)
◆ラッサム(トマトのスープカレー)
◆サンバル(豆のスープカレー)
◆ごま
◆ダル(豆カレー)
◆サブジ(野菜煮っころがしカレー)
◆セビアン(小麦乾麺のデザート)
◆ライタ(ヨーグルトサラダカレー)
大皿の真ん中にあるのはパパドという米粉を焼いた塩味のおせんべい。
パパドを横にずらしてみると…
↑白いのはライス。日本米とは違って随分と細長い形。
バスマティライスと呼ばれるインディカ米の一種です。
日本米と比べて、水分・粘りが少なくパラパラとした食感。カレーなど水分の多いものとの相性はぴったり。さらに低糖質というのも特徴の一つ。
店主からは、「カレーを何種類か混ぜて食べてみてください」と、美味しくいただく秘訣を教えていただきました。
まずは1種類ごとに味の違いを確かめて、あとは2~3種類のカレーをいろいろな組み合わせで楽しんでみました。
組み合わせによっては、コクが増したり味に深みが出たりと味の変化に新鮮な驚き。
結局ライスを2度もおかわりしながら初めてのターリーを堪能しました。
※ターリーは、カレー・ライス共におかわり自由です。
↑お店を出る際に、サンスクリット語で書かれた看板の意味を尋ねたところ、
” 世界が平和でありますように ”
という意味でした。
美味しいものをお腹いっぱいいただいて、幸せな気分でお店を後にしました。
◎今回は南インドの家庭料理を提供する「Milenga(ミレンガ)」のご紹介でした。
「Milenga(ミレンガ)」の場所はこの辺り↓