【岡山市北区】もっと早く知りたかった! 地下にある大人の隠れ家的喫茶店。その名は「おだ珈琲店」
今回ご紹介するのは、知る人ぞ知るといった隠れ家的な喫茶店。
「おだ珈琲店」というお店なのですが、クレド岡山の東隣にある「新岡山ビル」の地下1階にあるため、通りを歩いていても目に触れることはありません。
↑このビルの1階には「百十四銀行 岡山支店」が入っていて、「おだ珈琲店」に行くには、その右脇にある赤く囲った階段から地下に降りていきます。
↑階段のある所から県庁通りを東に向くとこんな感じ。
前方には天満屋と岡山ロッツを結ぶ連絡通路が見えていますが、岡山ロッツは今年(2022年)2月末で閉館となりました。
↑こちらは県庁通りの西方向。前方の道の向かいにあるベージュ色の建物は岡山中央郵便局。
↑地下へと続く階段もこんな感じで、途中に踊り場があってそこから左に向きを変えるため、お店を地上から直接見ることはできません。
↑この階段の脇には「百十四銀行地下街」と表示されていました。
↑踊り場から向きを左に変えてもまだこんな感じ。
この階段を下まで降りると…
↑やっとお店の姿が見えました。
渋い暗褐色でまとめられたお店の外観はとてもおしゃれで、店内も同じように落ち着いた雰囲気であることがガラス越しにも伝わってきます。
↑店頭にはモーニングサービスやそのほかのメニューが書かれた案内。
↑入り口の脇には懐かしさとおしゃれな感じが同居するようなサンプルケース。
「チョコボール」(¥650)というデザートがこちらのお店の名物のようです。
↑店名の下に「1980」とあるのはおそらくお店がオープンした年だろうと思い、お店の方に伺ったところ、「おだ珈琲店」はJR倉敷駅前の西ビルで1980年にオープンしたそうです。
少し調べてみると、倉敷駅前の東西ビルが開業したのが1980年ということなので、西ビルが開業したのと同じ年に「おだ珈琲店」もオープンしたようです。
そして、こちら北区中山下の地下でお店を開いたのは、今から18年前のこと。(2022年4月取材時)
それ以前は、こちらの店舗に「ルボアール」という喫茶店が入っていたそうです。
その「ルボアール」は現在北区表町にあります。
それでは「おだ珈琲店」の店内の様子をご紹介…
↑お店の入り口を入るとこんな感じ。
お店が地下にあることも手伝って、店内にも隠れ家的な雰囲気が漂っています。
↑さらに奥まで進むと店内はこんな感じ。
お店の外観同様に店内も渋い暗褐色でまとめられていて、レンガを張った壁がさらに重厚感を醸しています。
ただの隠れ家ではなく、”大人の隠れ家”といった佇まい。
↑お店の一番奥もこんな感じで素敵です。
↑「おだ珈琲店」のメニュー
左側はドリンクメニュー、右側はデザート・フードメニュー。
こちらのお店のモーニングは、トースト・ゆで卵・サラダ・季節のフルーツのセットで、ドリンク料金+¥150となっています。
↑今回は、カフェ・オーレのモーニングにしました。(¥600)
昭和喫茶らしくおしぼりが添えられています。
そして、モーニングを運んできた際にわざわざシュガーポットのふたを開けるという丁寧さにちょっと驚き…。
↑サラダの陰に隠れてほとんど見えていませんが、フルーツはオレンジがついていました。
一度お店に入ると、出たくなくなるような居心地の良さ。
現在、店内は全面禁煙となっているそうです。
個人的な話になりますが…
私がまだ高校生だったころ、近くで映画を観た後この地下街にあったラーメン屋さんに何度か通ったことがあり、そのお店のことを「おだ珈琲店」の方に伺ったところ、それは「しんや」と言うお店で、「おだ珈琲店」がこちらにお店を開いたころにはもうやめられていたそうです。
その後お好み焼き屋さんが入りそのお店もやめて、現在は会議室になっていると教えていただきました。
30数年ぶりにこの地下街にやって来ましたが、素敵なお店の発見と昔通った懐かしいお店のことが分かり感慨深い気分になりました。
◎今回は北区中山下にある「おだ珈琲店」をご紹介しました。
”大人の隠れ家” でゆったりとした時間をお楽しみください。
「おだ珈琲店」の場所はこちら↓