【岡山市中区】おかでんチャギントンなど人気路面電車の撮影会が開催されました。栃木の地名が表示される電車があるのはなぜ?
↑2021年11月6日、岡山電気軌道(以下、岡電)の東山車庫で路面電車の写真撮影会が開催されました。
このイベントの主役は岡電の最も古い車両である「東武日光軌道線復元号」。
そしてこの車両の隣に、岡電の人気車両が次々に入れ替わって写真撮影をしていく催し。
↑撮影会のスタートは…
岡電の最も古い車両「東武日光軌道線復元号」と、その隣には、岡電の最新車両の「おかでんチャギントン電車」。
↑イギリスの鉄道アニメ「チャギントン」に登場する青い車両の「ブルースター」と赤い車両の「ウィルソン」の2両編成。
2019年3月に運行開始したイベント列車です。
↑運行のため東山車庫を出発していきました。
↑続いて車庫に入って来たのは「KURO」。
この2つの車両、よく似ていると思いませんか?
実はこの2両、もともと栃木県の東武日光軌道線で運行されていましたが、昭和43年に廃止となり、その後岡山にやって来ました。
どちらの車両も昭和28年生まれということなので、今年で68歳。
↑「東武日光軌道線復元号」という名前の通り、ペイントも当時の状況を再現しています。
この車両は現在、月に1度だけしか運行されていません。(毎月第一土曜日に2往復)
電車正面上部にある方向幕は、” 東山─岡山駅 ” となっていますが…
↑撮影会に来た参加者のために、社員の方が方向幕をぐるぐると回してくれます。
写真では ” 日光駅 ” となっていますが、このほかにも「安良沢」「西参道」「馬返」「清滝」「東照宮方面」などという馴染みのない地名が次々に出てきました。
↑「KURO」は2004年の車両リニューアルで誕生しました。
岡山城の別名、「烏城」から、” 烏の濡れ羽色 ” を車体のカラーにしています。
↑続いて東山車庫に入って来たのは、2011年に運行が開始された「MOMO2(ももツー)」。
見慣れない色とデザインですが、それもそのはず。つい先日の10月末にラッピングを終えたばかり。
現在改修工事が進む岡山城をPRするラッピングが施されています。
↑「MOMO2」は「KURO」の隣に入りました。
昭和から平成そして令和へと時代の移り変わりを感じさせてくれます。
その後、「MOMO2 岡山城ラッピング電車」は東山車庫を出発していきました。
今回の撮影会では、岡電の技術課の方からそれぞれの車両のエピソードを聞くことができました。
「東武日光軌道線復元号」は将来的には動態保存の計画もあるようなので、運行されているうちに一度ご乗車されてはいかがでしょうか。
◎今回は11月6日に開催された岡電の路面電車の撮影会のご紹介でした。
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