【岡山市中区】住吉町の「流れ橋」が川岸に乗り上げて1ヶ月以上が経過。橋の復旧はいつごろ?
↑中区住吉町の旭川さくらみちから後楽園の荒手茶寮周辺を撮影。
本来この場所には、住吉町と後楽園の中州を結ぶ歩行者専用の小さな橋(通称:流れ橋)が架けられていますが、今年(2021年)8月中旬の大雨で流されて以来、橋が川岸に乗り上げたままの状態になっています。
↑8月の大雨で旭川の水位が上昇、流れ橋が橋脚から外れているのが分かります。
↑相生橋から旭川上流方向を撮影。
写真中央の樹木が生い茂った中州に後楽園があり、赤い矢印辺りに「流れ橋」があります。
さて、この「流れ橋」ですが、以前は3箇所に設置されていましたが、現在はこれ一つだけ。
住吉地区から後楽園周辺に行く際に、この橋が利用できないとかなりの遠回りを強いられます。
「流れ橋」がいつ頃復旧するのかを尋ねるために、まず管理者を探しました。
1級河川なので、国土交通省岡山河川事務所占用調整課に問い合わせたところ、岡山市北区役所地域整備課が管理していることが分かりました。
↑北区役所地域整備課が入る岡山市役所分庁舎。
地域整備課の職員の方にお話を伺ったところ、以下のような説明をしていただきました。
「流れ橋」という名前からもわかるように、この橋は大雨で川が増水した際は、橋脚から外れて水の抵抗を最も受けない形で流される構造となっています。
ただ本当に流れていっては困るので、橋の一端をアンカーで固定しています。
↑アンカーとワイヤーロープで「流れ橋」を固定しています。
大雨でも流されない頑丈な構造の橋にすると、占用の許可が下りないので、このような簡易な構造となっています。
歩行者専用とは言え、多くの方がこの流れ橋を利用しており、橋が流された直後から復旧に関する問い合わせを多数いただいていて、マスコミからの問い合わせもありました。
損傷個所を修理して元の位置に戻すには、クレーンを使うなどして高額の費用がかかります。
このため川が増水するリスクが減少する11月ごろに復旧作業に着手する予定です。
まだ10月にかけては台風シーズンなので、せっかく復旧しても再び流される可能性があるため、作業は行っていません。
しばらくの間ご不便をおかけしますが、ご理解ください。
(以上、担当職員の方から説明を頂きました)
後楽園周辺の散歩、ランニング、ウォーキング、朝のラジオ体操などのために多くの方が利用しているこの「流れ橋」ですが、区役所の方の説明を聞いて、橋の構造や橋をすぐには復旧しない理由など知ることができました。
「流れ橋」の場所はこちら↓