【岡山市東区】2021年の西大寺はだか祭は規模縮小に。500年以上続く伝統行事「会陽」(えよう)はどうなる?
毎年2月第3土曜日に西大寺観音院で開催される会陽(えよう)はだか祭は、500年以上一度も途絶えることなく開催され続けてきました。しかし今年は新型コロナの感染予防対策として、規模を縮小して2021年2月20日に開催されるようです。
私が訪れた2月7日は、会陽の関連行事が執り行われて、和太鼓の奉納もされていました。
本堂の目の前には、はだか祭の様子がラッピングされた大型トラックが停まっていました。
例年ですと会陽当日は、1万人近い参加者が本堂の中や周囲に群がり、午後10時に全ての照明が消されて、本堂の御福窓(ごふくまど)から宝木(しんぎ)が投げ落とされ、激しい争奪戦が繰り広げられます。
そして宝木を奪って仁王門を出たところで勝負が決まります。
↑本堂正面から中をのぞきこんだところです。緑色の枠で囲ったところが御福窓です。
↑もう少し近づいてみます。緑色の枠で囲ったところが御福窓です。ここから宝木が投下されます。
宝木を奪い取り、そのあとはひたすら仁王門を目指します。そして仁王門を通過したところで勝負が決まります。
さて、今回の会陽の例年と異なる点ですが、
ポイント1.一般の参加は出来ません。
・参加者は平成元年からの歴代の福男だけに限られます。
・宝木の争奪戦はやりません。
ポイント2.無観客での開催となります。
・当日は20:30~23:00の間、境内は立ち入り禁止となり観覧は出来ません。
・宝木投下の様子は当日動画で配信されます。
ポイント3.当日の関連行事は全て中止です。
・少年はだか、女性はだか、奉納演舞、花火、露店などは全て中止となっています。
来年こそは宝木の激しい争奪戦を目の前で見たいものですね。
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