【岡山市中区】中消防署の隣にオアシスのような憩いの場所「百間川せせらぎ広場」。多くの人に愛されているのには理由が。

百間川せせらぎ広場

↑写真の中で赤く囲ってあるのは、中区今在家にある人気のお出かけスポット「百間川せせらぎ広場」。

土手下にあるため目につきにくく、しかもその存在を示す看板も設置されていません。

それなのに多くの人達に利用されているのにはわけがあります。

今回はこの「百間川せせらぎ広場」の人気の秘密をご紹介…。

百間川せせらぎ広場への行き方

岡山市中消防署

↑「百間川せせらぎ広場」は「中消防署」のすぐ隣にあるので、この消防署が一番の目印に…。

しかも広場を利用する方は、消防署の裏手にある駐車場を使用することができるのです。

消防署右側の道を奥に進んでいくと…

百間川せせらぎ広場の駐車場

↑こちらが中消防署の建物裏側手にある駐車場。

駐車場には”消防署職員用” とか、”広場利用者用” などが明示されていません。

中消防署の職員の方にお聞きしたところ、

「この区画は職員用、ここは広場利用者用」というように明確に分けているわけではありません。

概ね広場に近い場所は広場の利用者が、消防署の建物に近いところは消防署の職員が駐車しているようです。

ただ、花見・大型連休、そして夏休みにかけては駐車場は満車になるほどの人出になります。

とのことでした。

それでは、「百間川せせらぎ広場」の人気の秘密を見ていくことに…。

水遊びには最適

百間川せせらぎ広場のホタル池

広場全体がすり鉢状になっていて、底の部分には通称「ホタル池」と呼ばれる比較的水深の浅い池があります。

百間川せせらぎ広場のホタル池

この池の水は常に循環されていてとてもきれい。池の底を小魚が泳いでいるのもはっきりと目で追うことができるほど。

池の水がどうしてきれいなのかというと…

ホタル池に引き込む旭川の水

↑広場の少し上流には、ホタル池に水を引き込む取水口。

旭川の本流から水を引き込んでいます。

ホタル池に引き込む旭川の水

↑取水口から取り込まれた水は一旦このプールのような場所に入ります。

そしてこの水が、「サイフォン」と呼ばれる構造物を通って…

百間川せせらぎ広場のホタル池

↑土手下のスクリーンが設置されたところからホタル池に常に流れ込んできます。

百間川せせらぎ広場のホタル池

ホタル池の下流には排水口があり、上流から入ってきた水に押し出されるようにして、池の水は常に入れ替わっていきます。

まさに源泉かけ流しといったところ。

百間川せせらぎ広場のホタル池

ホタル池は人工的に造られたものなので、池の底はほぼ平らなので安心。

池と言っても水は常に循環してとてもきれい。小魚も泳いでいるので、水遊びのシーズンになると、池の中は網を片手に子どもたちが大はしゃぎ。

木陰でくつろげる

百間川せせらぎ広場

水遊びのシーズンともなると、親御さんたちは照り付ける日差しでへとへとになるところですが、この広場は木陰もたくさん。

百間川せせらぎ広場

↑ひんやりとした土にはほど良い長さの草が伸び、腰を下ろしてくつろぐにも最適。

地元ボランティアの方々の清掃

百間川せせらぎ広場

百間川せせらぎ広場が快適なのは、清掃や草刈りなどの管理が行き届いているから。

そのため気持ちよくお弁当を食べたり、お昼寝をしたり、走り回ったりすることができるのです。

ですが、この広場の管理はなんと地元の方々のボランティアによるものなのだそうです。

少し調べてみたところ、数十年前に地元のある方が、ここを桜の名所にしたいという想いからご自身で桜の苗木を育てて…

百間川せせらぎ広場の桜

2022年4月5日撮影

今ではご覧の通り、見事な桜の名所となっています。

先ほど紹介した木陰も、この桜の木々が作ってくれていたもの。

最初はお一人で桜の植樹をしていたそうですが、やがて地域の人々も賛同してここまで見事な広場になっていったようです。

さらに代が変わった現在でも、地元の方々がその想いを受け継いで「百間川せせらぎ広場」を大切に守り続けています。

この広場を利用する私たちも、地元の方々のそういった想いを汲んで、大切に使っていきたいものです。

◎今回は中区今在家にある「百間川せせらぎ広場」のご紹介でした。

百間川せせらぎ広場の場所はこちら↓

すずめ

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!

コミュマッチ