【岡山市南区】手で触れてじっくりと選ぶ器の専門店「海と月と」が、美しい里山の古民家にオープン。
↑2022年2月、南区川張の古民家の長屋を改装してオープンした「海と月と 暮らしの道具 吉野本店」。(以下、海と月と)
シンプルでスタイリッシュな一点物の器を中心に、キャンドル・お香・タオルなどを販売。
↑小高い丘陵地に建つ立派な古民家。
写真右端の建物に「海と月と」が入っています。
お店のすぐ傍に駐車場はあるのですが、途中から道幅が狭くなります。
店主の方に伺ったところ、「岡山市立川張老人憩の家」に駐車しても良いとのことなので、今回はそちらのルートを紹介します。
↑灘崎町総合公園西側の道路を南に進み、灘崎小学校敷地の北西角を右折。(写真左の建物が灘崎小学校)
右折後350mほど西に進むと…
↑「川張老人憩の家」の看板があります。
看板の指示通り左折して、道なりに300mほど進むと左手に…
↑岡山市立川張老人憩の家があります。
↑老人憩の家から「海と月と」を見たところ。
畑の脇道を数分歩くとお店に到着。
こちらのルートだと、道幅をさほど気にする必要はありません。
さて、「海と月と」の引き戸を開けてお店の中に入ってみると…
↑大きな窓から美しいお庭の様子が窺えます。
↑お店の奥にも窓があって…
↑そこからは里山の美しい景色がよく見えます。
店主の器に対する並々ならぬこだわりは、すでに小学生時代から始まっていたと言います。高校生のころにはお小遣いの大半が器の収集に使われ、大学時代にはアポなしで陶芸作家さんの工房を訪ねてみたり…。
当然ながら、お店に置かれてある器は店主の目利きにかなったものばかり。
器の質感、手で触れた感覚は写真だけでは判らないということで、全国の工房を巡って直に触れてから仕入れているのだそうです。
店主からは、
様々な環境問題が山積している現状を見ていると、大量生産・使い捨てではなく、本当に良いものを長く大切に使う生活スタイルに戻すことが必要なのでは。
「海と月と」というお店の名前は、いつまでも自然が美しい姿のままであり続けてほしいという想いを込めてつけました。
このような思いを持って集めた器を陳列する什器も長く大切に使われてきたものばかり。
「海と月と」では、器に触れて、手に持ってみて、自宅で使っているところを想像して、納得のいくものを選んでもらいたいと店主は言います。
作家さんごとに手触りの特徴が異なり、同じ器でも外側と内側で手触りが違うものまであり、陶器には触れる楽しみもあることを教えていただきました。
商品の包装にも配慮がなされていて、過剰包装にならないように、シンプルでおしゃれな紙のラッピングとなっています。
お話を伺ったあと、少し散歩を楽しんでみました。
お店の周囲には公園のように美しい里山の風景が広がり、しだれ梅がちょうど満開を迎えていました。
取材当時、お店は週末(金・土・日)のみの営業となっていましたが、お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
また、不定期ですが土曜日にベーグルを販売することもあるようです。
◎今回は南区川張にオープンした「海と月と」のご紹介でした。
「海と月と」の場所はこちら↓
「岡山市立川張老人憩の家」の場所はこちら↓