【岡山市北区】新しい姿へ 岡山市民会館跡地とその周辺の現在を歩いてみました
長年にわたり岡山の文化発信拠点として親しまれてきた「岡山市民会館」は、2024年3月末の閉館後に解体が進められ、現在は更地となっています。この跡地を含む周辺では、広場整備や旭川沿いの石山公園の再整備など、新たな街づくりが計画されており、エリア一帯がゆるやかに姿を変えつつあります。
今回は、そんな変化の真っ只中にある「岡山城西の丸周辺エリア」の現在の様子をまとめてご紹介します。(撮影日:2025年12月8日)

岡山市民会館跡地
岡山市では、岡山城の城郭内に位置する3か所の市有地(旧内山下小学校跡地、岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地)で整備が計画されています。
■岡山市民会館跡地エリア
岡山市民会館跡地では、隣接する旭川河畔や石山公園が憩いと賑わいの場として利用されていることから、イベント時に一体的に活用できる広場の整備が検討されているようです。
現地では解体工事が進み、すでに建物はすべて撤去され更地となっています。工事標識によると、解体工事の期間は2026年6月30日までとされています。

岡山市民会館跡地

岡山市民会館(解体工事標識)
石山公園では、眺望や回遊性を考慮した飲食施設等の配置も検討されているようです。

石山公園
石山公園から望む岡山城と月見橋は、人気の眺望スポットです。その「月見橋」では、12月1日から塗替え工事が始まっており、工事期間は2026年3月31日までの予定となっています。工事が完了すると、漆黒の「月見橋」が姿を見せる予定です。

石山公園からの眺望
■旧NHK岡山放送会館跡地エリア
「旧NHK岡山放送会館」跡地では、来訪者の利便性向上を図るため、岡山城天守閣の視認性や旧本丸石垣の景観に配慮しつつ、一般車や観光バスの駐車場、駐輪場の配置が計画されています。

旧NHK岡山放送会館跡地
■旧内山下小学校エリア
旧内山下小学校では、岡山城の歴史性を感じられる空間を残しつつ、西手櫓(国指定重要文化財)の視認性の確保や、西の丸御殿の庭園遺構の保存・活用が計画されているようです。

旧丸の内小学校
岡山城周辺の3つの跡地では、それぞれの特性を生かしながら、新しいにぎわいと歴史の魅力を感じられる空間づくりが進められています。変わりゆく「岡山城西の丸エリア」の今後の動きにも注目していきたいですね。
「石山公園」の場所はこちら↓






