【岡山市南区】常山(つねやま)山頂からの眺めは良好。眼下には、”麦秋” の美しい光景が広がっていました。
2023年5月、岡山市南区と玉野市の境に位置する常山(つねやま)に行ってきました。
常山の標高は307m。ウェブサイトで調べてみると、児島半島周辺の山々の中では、金甲山、怒塚山に次いで3番目に高い山なのだそうです。
↑国道30号線を岡山市中心部から玉野方面に向けてやって来ました。南区西紅陽台辺りから常山を見るとこんな感じです。
↑さらに国道30号線を進んできました。もうこの辺りは玉野市。
↑国道30号線の「宇藤木交差点」を右折して道なりに進んでいきます。
↑先ほどの交差点から300mほど進むと、JR宇野線の常山駅に到着。
電車を利用して登山に来られた方は、赤い矢印のところから登山道に入れます。
↑矢印の先はこんな感じになっています。
◆山頂まで自動車で行くのは困難!
実は常山にやって来たのは今回が初めて。
山頂まで続く車道は幅員が狭く通行困難との情報があり、バイクを走らせてきました。
車両で山頂を目指す場合は、常山駅からさらに西に進みます。
↑常山駅から西に400mほど進むと、山頂に向かう道路があります。
↑この看板が道路わきに立っています。
自動車で来られた方は、この先を少し進むと数台程度停められる駐車場があり、そこから歩いて山頂を目指すのが良いようです。
今回私は山頂の駐車場までバイクで行ってきました。
↑車道を上り始めるとすぐに道幅は狭くなり、苔が生えたようなところもありました。車同士のすれ違いができる退避場所などどこにもなく、谷側が切り立っていてもガードレールさえありません。
↑土砂がたまってぬかるんだところもありました。
この道路は一般車向けというよりは、山頂に建てられた電波塔などの維持管理用の道路といった感じです。
進入禁止などの看板は見かけませんでしたが、いったん進んでしまうと、途中でUターンすることも対向車とすれ違うこともできない状況。
車とすれ違わないことを祈りつつ進んでいきました。
↑あと少しで山頂というところで、道のわきに「底無井戸」と書かれた看板があり、少し歩いてみました。
↑底無井戸は全体を簡易な造りの建物で覆われていました。扉の隙間から中を覗くと、足元近くまで水位があることが分かりました。
山頂近くにこれほど豊かな水源があることには驚かされます。
◆山頂からの眺め
悪路に悪戦苦闘しながら山頂駐車場までやって来ました。
↑山頂の駐車場に看板が立てられていました。かつて山頂には「常山城」が築かれていたようです。
↑山頂に向かう途中に、「常山合戦案内」という看板がありました。過去には悲しい歴史もあったようです。
こちらが常山の山頂です。展望台があったので早速上ってみました。
↑展望台からは、視界を遮る樹木も少なく遠くが見渡せました。
国道30号線に沿って建物が密集しているのがわかります。
↑少し視線を右にずらすと、児島湖や金甲山の姿もバッチリ。
収穫前の麦畑がきれいな黄金色をしていました。まさに ”麦秋” の風景です。
↑さらに向きを変えると、海の向こうにおぼろげながら瀬戸大橋も見えました。
常山を訪れたのが週末ということもあって、登山を楽しんでいる方を多く見かけました。初めて来たという方や何度も登っているという方まで様々。
ふもとからの所要時間を訪ねてみると1時間程度で登れるようです。
◎今回は岡山市南区と玉野市にまたがる「常山(つねやま)」をご紹介しました。
常山の場所はこちら↓