【岡山市北区】『B三共』って一体何の名前? 岡山市内でも屈指の老舗〇〇店に行ってきました。

「B三共」の外観

↑今回ご紹介するのは、壁に「B・SANKYO」と書かれたこちらのお店。漢字を使って書いても「B三共」

いったい何のお店だと思いますか?

「B三共」の外観

↑実はこの「B三共」、北区表町2丁目のオランダ通り沿いにある、岡山でも屈指の老舗喫茶店なんです。

店名の由来について

今年で83才となる店主にお話を伺ったところ、1933年(昭和8年)に店主のお祖母さまが表町の西大寺町エリアに「三共」という名前の喫茶店を開業されたそうです。

その数年後に「三共」の2号店を開くことになり、最初のお店を「A三共」、2番目のお店を「B三共」と呼ぶことにしました。

その後「A三共」は閉店となり、2号店の「B三共」だけが残り現在(2022年8月)に至っています。

「B三共」の外観

「B三共」も開業当時は別の場所にあったそうで、こちらの場所に移ってからは、木造3階建ての店舗を経て、およそ50年前に現在の建物になりました。

店主は大学卒業後の就職先まで決まっていたそうですが、家業を継ぐため大学を卒業してからすぐに「B三共」を任されることに。

「B三共」の外観

↑メニューのサンプルケースも最近見る機会が減ってきましたが、「B三共」のサンプルケースはかなりスタイリッシュ。

改装をしているため外観からは ”昭和レトロ” を感じにくいかもしれませんが…

「B三共」のメニュー

↑メニューを見ると、「オムライス」「やきめし」「ハヤシライス」など昭和喫茶の代表的なメニューがずらり。

お値段も昭和的で、コーヒー1杯がなんと税込みで350円。

店内の様子

「B三共」の店内

↑自動ドアの出入口から店内に入るとこんな感じ。

天井からはゴールドのシャンデリアが吊り下げられています。

「B三共」の店内

↑このシャンデリアは、中央付近の装飾が最も長く、縁に向かうほど丈が短くなっていますが、躍動感を表現するために少しうねらせてあるとのこと。

店主が掃除をするために全部取り外して、再度付け直すと躍動感のない感じになって、何度もやり直して大変だったそうです。

このシャンデリアにエアコンの風が当たると、そのたびに軽快で涼やかな音が心地よく耳に届いてきます。

「B三共」の店内

↑シャンデリアの下には、一際目を引く6角形のテーブル席。

「B三共」の店内

↑そのテーブルの下にはこんな演出が…。

「B三共」の店内

↑お店の壁は板張り。プリント合板などではなく本物の無垢材を張ってあります。

50年ほど前にお店を建て替えた当時のままなのだそうですが、光沢のある表面がブラケットライトの光を優しく反射していました。

人気メニューのオムライスやプリン

「B三共」は2回訪ねていて、その際に注文したのが…

「B三共」のオムライス

↑何にしようかと迷っていたら、お店の方から人気メニューとして勧められたのが「オムライス」(¥550)

たっぷりのチキンライスが卵の薄皮に包まれてパンパンに。小さく刻まれたチキンと玉ねぎが入っていて、食べると懐かしい感じ。デミグラスソースも良いアクセントに。

「B三共」のアイスコーヒー

↑一緒に頼んだのがアイスコーヒー(¥350)。しっかりとした味わいでほどよい後味を感じさせてくれます。

食事のメニューと飲み物を注文すると、食後のお飲み物を100円引きという嬉しいサービスも。

「B三共」のプリン

↑2度目の訪問で注文したのはプリン(¥350)とホットコーヒー(¥350)。

店主とのお話に夢中になり、ホットコーヒーは写真を撮り忘れてしまいました。

プリンは質感があって濃厚。まさに喫茶店で出てくるプリンで懐かしい感じ。

この季節ならではのピオーネも添えられていました。

提供されているメニューはもちろんのこと、そのお値段までも “昭和的” な「B三共」でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

◎今回は北区表町のオランダ通り沿いにある老舗喫茶店「B三共」のご紹介でした。

「B三共」の場所はこの辺り↓

すずめ

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