【岡山市南区】オープンから55年となる藤乃家食堂では、土曜日だけは別メニュー。 お店の暖簾も平日と土曜日で使い分け。
↑今回ご紹介するのは、”昭和の食堂” といった風情が色濃く残る「藤乃家食堂」。
お店のテントの左側には「沼池製麺所」とありますが、製麺所も食堂も同じ方が営んでいらっしゃいます。
↑お店は南区福吉町にあって、お店の前から西を向くと、50mほど先には県道40号(岡山港)線が南北に走っています。
↑最近見かけることが少なくなった ”めし” の看板。
お店の方に伺ったところ、藤乃家食堂はオープンしてから今年(2022年)で55年になるそうです。
お年を召されたご夫婦でお店を営んでいらっしゃいます。
かつては沼池製麺所の麺を卸売りしていたそうですが、現在は藤乃家食堂で使う分だけを作っているとのこと。
↑そして、 ”めし” の看板の向かいにはこの看板。
なんと藤乃家食堂では平日と土曜日でメニューが違うのです。
こちらの食堂には平日と土曜日に伺ってきましたので、メニューの違いなども紹介していきます。
その前にまずは店内の様子をご紹介…
↑店内には2人掛けのテーブルが3卓と…
↑小上がりにもテーブルが3卓というレイアウト。
ガラス越しにお庭の様子も楽しめます。
平日のメニュー
↑平日のメニューはお店の正面、客席と厨房を隔てる壁に貼り付けられています。
製麺所を併せ持っているので、うどん・そば・ラーメン類がメニューの中心で、ほかには丼ものなども提供しています。
平日には2度お店を訪ねていて、ラーメン定食(¥680)をいただきました。
↑ラーメン、ごはんに小鉢が2品。
この日の小鉢は「麻婆豆腐」と「高菜と油揚げの炒め煮」。
お肉たっぷりのピリ辛麻婆豆腐とやさしい味付けの高菜の炒め煮。どちらも家庭的で ”おふくろの味” といった感じ。
↑麺は自家製で、チャーシュー・もやし・ゆで卵のトッピング。
スープは懐かしい味と香り。
お店の方に伺ったところ、鶏ガラ・煮干し・野菜で出汁を取っているとのこと。
個人的にはこのスープがお気に入りで、別の日にお店を訪ねた際にも再びラーメン定食を注文しました。↓
↑この日の小鉢は野菜たっぷりの「肉じゃが」と「キューリの和え物」でした。
小鉢が充実していて680円というのはかなり良心的なお値段。
土曜日のメニュー
ここからは土曜日メニューのご紹介。
↑土曜日のメニューは、お店に入って左の壁際に貼り付けてあります。
メニューは全てうどんで、セットを注文すると、おにぎりと小鉢がついてきます。
土曜日は営業時間も異なっていて、お昼だけの営業となっています。
↑今回は釜あげうどんセット(¥800)を注文しました。
おにぎり2個と小鉢が3品。卵焼きと筑前煮、天ぷらはエビ・たけのこ・ちくわ・さつまいも。そして冷奴という構成。
平日もそうですが、土曜日の小鉢も家庭的で和みます。
少し遅れて釜あげうどんがやって来ました。
あつあつのうどんを、生姜を効かせたお出汁に絡めてすするともう最高です。
うどんだけでも食べ応えがあるので、これにおにぎりと小鉢がつくとボリューム満点。
↑メニューだけではなく、土曜日はお店の外も少々にぎやか。
”釜揚げうどん” と ”釜玉うどん” ののぼり旗が立てられていました。
そしてもう一つ…
取材時には分からなかったのですが、撮影した画像を整理しているときに暖簾が違うことに気が付いたのです。
土曜日に撮影したお店の外観を拡大してみると…
↑土曜日バージョンはやや小ぶりの暖簾で、大きく ”うどん” の文字。
平日のお店の暖簾はというと…
土曜日のものより少し大きくて、暖簾に入っている文字も全く違います。
暖簾の違いについては取材後に気が付いたので、どのような想いで暖簾を使い分けているのかなど全く伺っていません。
もしお店に立ち寄ることがありましたら、そのあたりのことを尋ねてみると興味深いお話が伺えるかもしれませんね。
◎今回は南区福吉町にある「藤乃家食堂」のご紹介でした。