【岡山市北区】吉兆庵美術館で『お菓子でできた春・夏・秋・冬の生き物展』が開催されています。
↑写真中央の建物は和菓子の製造・販売を行っている「源吉兆庵」の本社ビル。
市役所筋の道路をはさんで、イオンモール岡山の向かいの位置になります。
↑ビルの1階には「宗家源吉兆庵岡山本店」が入っていて、店内には豪華な和菓子が並べられています。
↑こちらのビルの2階にある「岡山・吉兆庵美術館」では、『お菓子でできた春夏秋冬の生き物展』という工芸菓子の展示会が開催されています。
開催期間は2021年8月8日(日)~8月25日(水)までで、入場料金は大人が400円、小・中・高校生は無料となっています。
↑展示会場の様子。
季節を通して花や樹木、様々な生き物の作品が並べられています。
展示されている作品はすべて食用可能な菓子材料(白あん・砂糖・米粉など)で作られているということですが、あまりにもリアルで、お菓子でできているとは到底思えません。
↑例えばこのもみじ。質感も実際の葉っぱのように軽い感じが伝わってきます。葉の色も絶妙なグラデーション。
↑こちらは洗面器(?)の中で眠っている猫。毛の一本一本までリアルに再現されています。
↑色鮮やかな「ベニコンゴウインコ」と「ルリコンゴウインコ」
着色料が何種類必要なのかと思ってしまいますが、すべての作品は「赤」「青」「黄」の3色だけの配合で表現しているそうです。
↑昆虫たちのオーケストラ
↑夏の昆虫の代表格、カブトムシやクワガタムシ。そしてランの中にはカマキリの姿も。
樹木や花、地面もお菓子で作られています。
↑工芸菓子の基本生地は餡平(あんぺい)と呼ばれています。
写真上部のサンプルは餡平の原料となるいんげん豆・米・上白糖。
下部のサンプルは餡平で作った小石。どう見ても本物の小石にしか見えません。
↑写真上部のサンプルは白双糖(しろざらとう)。色によって水面や地面を表現します。
写真下部のサンプルは寒梅粉(かんばいこ)。色をつけて苔、花粉、土など作品の細部を表現します。
お子さまの興味を引く生き物がたくさん展示されていますので、夏休みの思い出作りにも良いかもしれません。
高校生以下の入場者にはスタンプラリーでお菓子のプレゼントという特典もあるようです。
※イベント期間中の8月21日(土)に展示室で予定されていたギャラリートーク(菓子職人による展示解説)は中止が決定しています。
※今後の新型コロナウイルスの感染状況によってはイベントが中止となる場合も考えられますので、お出かけの際は源吉兆庵のHPをご確認ください。
↑源吉兆庵の本社ビルのすぐ後ろに新しく建設中の新社屋。
9月下旬ごろに完成予定で、1階部分には洋菓子店が出店するとのことで、どんなお店になるのかこちらも楽しみです。
宗家源吉兆庵岡山本店の場所はこちら↓