【岡山市】いつまで続く8月の長雨? 旭川が増水して「百間川 一の荒手」も越水していました。
岡山市内では2021年8月12日から降り始めた雨は、8月15日朝までほとんど止むことなく降り続きました。
↑こちらは8月10日の「一の荒手」の様子。
一の荒手は、旭川の放水路の役目を持つ百間川の起点となる場所。
旭川が増水すると矢印の方向に旭川の水が百間川に越流するようになっています。
少々の降水量では「一の荒手」を旭川の水が越えることはありませんが…
↑今回のようにまとまった雨が降ると、旭川の水位上昇を抑えるために百間川に流れ込むようになります。
百間川は岡山城下を洪水から守るために江戸時代に造られた人工の放水路。その際に「一の荒手」も築かれましたが、現在の一の荒手は2017年に始まった工事で改築されたものです。
↑後ろを振り返ると、堤防をはさんで左が百間川、右が旭川となっています。
↑こちらは旭川の中州にある岡山後楽園の「荒手茶寮」付近の様子。
旭川さくらみちから撮影したもので、8月15日の朝はこんな感じ。
水位が上昇して普段見慣れた川の様子とは違っています。
↑翌16日の朝になると川の水位はかなり下がっていました。
ただ、写真中央に架かっているはずの木の橋が橋脚から完全に外れていました。
橋の片側がアンカーで固定されているので流失することはなかったようですが、かなりダメージがあるように見受けられます。
※いずれの写真も安全な場所から撮影したものです。増水した河川等にはむやみに近づかないようにお願いいたします。
この季節としては異常ともいえる長雨ですが、8月16日午前5時岡山地方気象台発表の天気予報を確認すると、8月20日(金)ごろまでは曇りや雨の天気が続くようです。
しばらくの間は気象台や岡山市が発表する最新の情報を入手して災害に備えてください。
また、岡山市内の一部の地域では、土砂災害の危険度が「警戒レベル2相当」(8月16日現在)となっているところがありますので引き続きご注意ください。(気象庁 危険度分布 キキクル参照)
一の荒手の場所はこちら↓